🌳庭師の知恵袋シリーズ⑤🍃
2025/10/28
いつもありがとうございます。
三重県津市の株式会社Satonaです。
今日はあの名言について書こうと思います。
さてあの名言とは・・・「桜切る馬鹿? 梅切らぬ馬鹿? 」です。
何となく聞いたことがあるよって方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これを庭師目線で見て行きたいと思います。
このことわざ、実は“木の性質の違い”を短く言い表した名フレーズです。
桜(サクラ)は切り口から樹液がにじみやすく、
傷口からの腐朽や病原侵入に弱いとされます。
とくに太い枝の切断は、内部に空洞化が進むリスクが上がるため、
庭師の間では「桜はなるべく太枝を切らない・切るなら小さく」が基本。
いっぽう梅(ウメ)は更新に比較的強く、
花芽も短果枝に付きやすいため、
毎年少しずつ樹冠を整えたり時に
大きく更新したりするようになりました。
では科学的(樹木生理)に照らすとどうさばくのが正解か?
鍵は「傷口の処理」「切る時期」「どこを切るか」の3点です。
まず傷口処理。
世界では“切り口保護材は不要”という立場もありますが、(同意)
日本庭園の管理では太い切り口に限って保護剤(癒合保護ペースト等)を
用いて乾燥と病原侵入を抑える。これが一般的とされていますね。
高温時・多湿時・長雨直後の大きな切断は避け、
晴天で乾いた日に、枝の付け根(ブランチカラーの外側)で
「枝抜き剪定」をするのがセオリーです。
切り詰め(途中でぶつ切り)より
“元から抜く”方が腐朽の進行を抑えやすいのもポイント。
次に時期。
桜は花後〜梅雨入り前に軽く行うのが安全域。
真夏の極端な高温期と、真冬の強い寒風下は避けます。
太枝は翌年以降に回し、1年で無理に完成させなくて良い。
梅は花後の整理と落葉期の骨格づくりを組み合わせるのが現実的です。
そして梅はどこを切る?
勢いの強い徒長枝(ピュンと伸びた若い枝)は
付け根から間引くのが基本。
切り詰めすぎると“余計に暴れる”のは果樹共通の性質です。
沢山切る事よりも質ですね。切るべく所を見極めて切る。

道具も重要です。よく切れる刃=小さな傷で済む。
剪定ばさみは作業前にサッとアルコールで拭き、
作業後はヤニを落として薄く油を差す。
清潔・鋭利・最短時間が、
桜のようなデリケートな樹には効果的です。
つまりこのことわざは、
単なる戒めとかでなく樹種ごとの生理・性質に合わせて
手を入れよという事なのでしょうね。

桜は無理をさせず、梅は遠慮しすぎず。
切る量ではなく、混みを抜く質が重要。
来年の花芽と健康的な容姿を想像しながら、
「今日は一枝だけ」でも十分です。
ことわざは古いけれど、理屈は最新の樹木生理と一致しています。
怖がらず、でも丁寧に。
これが“庭師の知恵袋”流といった感じでしょうか😁
では今日はこの辺りで失礼します。
また次回お会いしましょう~♪
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
弊社は三重県津市で環境や生態系に極力負荷をかけないを
モットーに事業に取り組んでいます株式会社Satonaです。
造園、農業、苔、ビオアライアンス事業において
現在もこれからも消毒、農薬、化学肥料、除草剤を使用しません。
※弊社は国家戦略(2023-2030)の一つである、
ネイチャーポジティブと30by30に賛同しています。
※画像にはAIで生成されたものもあります。
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