植木雑学⑦ カクレミノ(隠蓑)
2025/11/13
いつもありがとうございます。
三重県津市の株式会社Satonaです。
今日は植木雑学という事でカクレミノに焦点をあてて書いていこうと思います。
カクレミノ(隠蓑)はウコギ科カクレミノ属の常緑小高木です。
日本の暖地に自生し、本州(関東以南の沿岸部)、
四国・九州、南西諸島に分布します。標準的な樹高は3~5mほどですが、
自生地では9~15mに達するものもあるようです。

常緑広葉樹で、葉が成長につれて形を変える面白い特徴があります。
幼木や若枝の葉は3~5深裂して切れ込みがありますが、
樹齢を重ね花を付ける頃になると切れ込みが浅くなり、
成木では卵形の全縁葉(裂け目のない葉)になるのです。

葉質は革質で光沢があり、葉身は10~15cmほど、厚みがあります。
名前の「隠れ蓑」は、天狗の持つ姿を隠す蓑(みの)に
葉の形が似ていることからついたようです。
天狗の隠れ蓑にあやかり「身を危険から隠す」
縁起物とされることもあるようです。
7~8月に黄緑色の小花が球状の散形花序に集まって咲き
秋に直径5mm程の球形の実を結び黒紫に熟します。
和名の通り葉が大きく蓑のように繁る姿と、
常緑で人目に付きにくい半日陰にも育つことから、
庭の目隠しとしても利用される場合もあります。
常緑広葉樹であり、耐陰性が非常に強いのが大きな特徴。
ヤツデやアオキと並んで日陰に植えてもよく育つ代表的な庭木。
もともと暖地沿岸部に自生するため、潮風や大気汚染にも強い適応力があります。
塩害・公害に強く植え場所を選ばないとの評価もあり、
都市部の街路樹や工場緑地にも向いています。
成長速度は遅すぎず速すぎず適度で、
込み合った枝葉にもならないため、ローメンテナンスな樹木です。
耐病性・耐虫性も高く、後述の通り目立つ病害虫はほとんどありません。
総じて「日陰OK・手間いらず・丈夫」という
三拍子揃った性質で、初心者にも扱いやすい常緑樹です。

カクレミノの名にまつわる天狗の隠れ蓑伝説は、
各地の民話で語られています。天狗が持つ霊力のこもった藁蓑は、
身に纏うと姿が見えなくなるとされ、
それが転じて危険・災厄から身を隠し守る縁起物とされてきました。
カクレミノの葉はその隠れ蓑に形が似ているため、
縁起の良い木として扱われてきました。
隠れ蓑は宝物の一つとして宝尽くしに描かれ、
「危険から身を隠す守りの道具」として縁起を担いだものでした。
隠れ蓑伝説や神事との関わりなど興味深い背景を持つカクレミノ。
現代では「知られざる実力派の常緑樹」として静かな人気があり、
特に我々プロの植木屋、庭師の間では
「日陰の三銃士(ヤツデ・アオキ・カクレミノ)」として評価されています。
庭の半日陰に緑が欲しい時、
カクレミノはきっと力強い味方になってくれるでしょう。
では今回はこの辺りで失礼します。
また次回お会いしましょう~♪
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
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ネイチャーポジティブと30by30に賛同しています。
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