雪吊りってご存知ですか?
2025/12/18
いつもありがとうございます。
三重県津市の株式会社Satonaです。
雪吊り(雪つり)の美と機能
冬の庭に宿る“守りのデザイン”と題しまして
雪吊りとはほぼ無縁の地域、三重の庭師が書かせて頂きます(笑)
三重は豪雪地域ではないのでそう書きました。しかし、
雪吊りの手法などを全く知らないわけではございません(笑)
冬の庭で、ひときわ目を引く放射状の縄。
雪吊りは、積雪や湿った雪の重み、強風から
枝を守るための冬支度でありながら、
同時に景観をつくる伝統の造園技術です。
特に支柱から縄を傘のように放射状に張る方法は
「りんご吊り」と呼ばれ、
実用性と機能美を兼ねた代表的な様式として各地で親しまれています。
私も旅行で兼六園に訪れた際に拝見しました。
りんご吊りという名には由来があります。
金沢市の資料によれば、武家屋敷の果樹園で、
実の重みで枝が折れないように縄で枝を吊った
“りんごの枝吊り”が呼び名の背景にあり、
雪吊りに取り入れられたのは明治後期以降と考えられているようです。
現在の雪吊りは、兼六園をはじめ金沢の街並みを象徴する冬の風物詩となり、
2024年4月1日に金沢市の無形歴史文化遺産として認定されたことも、
技の価値を物語っているんですよね。素晴らしい!
雪吊りの手法は実は一つではありません。
千葉市の資料では、柱を立てて放射状に吊る「りんご吊り」に加え、
柱を使わず幹から縄を張る「幹吊り」があり、
さらに兼六園式・北部式・南部式という基本三様式があるらしいですね。
千葉公園では南部式を採用し、降雪が少ない地域でも“冬らしい景観の創出”や
伝統文化の継承を目的に雪吊りが行われているようですね。
※一部他文献から引用

雪吊りは“見た目のため”だけの技法なのでしょうか。
答えはもちろん違います。雪の重みによる枝折れは、
樹形の崩れだけでなく、樹勢の低下や病害のきっかけにもなります。
特に松類のように枝が水平に伸びる樹木では、
雪の荷重が一点に集中しやすく、
計画的な支えが有効です。
ご自宅で小規模に取り入れる場合は、
いくつかのポイントがあります。まず対象は
枝が広がりやすい松や、雪で割れやすい枝ぶりの庭木。
材料は竹や丸太の支柱と、伸びにくい縄。
支柱は根元をしっかり固定し、頂部で縄をまとめる“骨”をつくったうえで、
主枝に均等な角度で張力を分散します。縄が樹皮に食い込まないよう、
当て木や緩衝材を挟む配慮も大切です。
雪の重みの想定は地域で大きく違うため、
豪雪地では無理をせず専門業者に相談するのが安全です。
弊社では、寒冷地の庭木保護として雪吊りや、
規模に応じたセット提案を行っています。さらに苔庭をお持ちの方には、
冬の透けた枝越しに苔の緑が映えるよう、
雪吊りと剪定・下草管理を一体で設計し、
冬ならではの“静かな立体感”を演出するご提案も可能です。
雪吊りは、ただの防災でも、ただの飾りでもありません。
自然の厳しさを受け止めつつ、庭の美しさを次の季節へ手渡すための知恵。
今冬、ご自身の庭でも、一本の縄がつくる風景と安心を味わってみてはいかでしょうか。
お気軽にご相談ください、電話お待ちしております。
それでは今日はこの辺りで失礼します。
また次回お会いしましょう~♪
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
弊社は三重県津市で環境や生態系に極力負荷をかけないを
モットーに事業に取り組んでいます株式会社Satonaです。
造園、農業、苔、ビオアライアンス事業において
現在もこれからも消毒、農薬、化学肥料、除草剤を使用しません。
※弊社は国家戦略(2023-2030)の一つである、
ネイチャーポジティブと30by30に賛同しています。
※画像にはAIで生成されたものもあります。
----------------------------------------------------------------------
株式会社 Satona
所在地 : 三重県:津市
メールアドレス:biogarden3107@gmail.com
三重で質の高いビオガーデン
----------------------------------------------------------------------

